第26回

外国人居住地登録

  

 

 タイに居住する外国人は90日ごとに所在地を入国管理事務所に届け出なければならない、という規則の適用が厳格になりました。筆者がこの適用強化のニュースを初めて聞いたのは、ある日系企業の集まりで、ある会社がコンサルタントからリマインドをうけたというお話によってでした。その後いくつかのルートから情報が入りました。

 コンサルタントもご商売ですから、なかなか危機感を強調される表現が巧みです。とはいえこれまで無頓着だった人にとっては、その危機感もあながち誇張ではないと言えましょう。

 外国人はパスポートを常時携帯していなければならないという、遵守しにくい規則もあるわけですが、パスポートの携帯は大変だしかえって危険もあるということか、コピーでも大目に見るという個別ネゴも成立しているようです。

 我々日本人は日本国内ではなんの身分証明を持たずとも不安なくどこへでも行けますが、そんな本邦で外国人登録証の常時携行が義務付けられているからギャップも大きく感じます。

 タイではタイ人がIDカードの携帯が義務づけられているので、外国人にパスポートを携行せよというのも当然と言う気もします。であれば、居住地登録は変更が有ったときは申告する前提で期間を延長し、外国人居住者を台帳登録して、滞在許可や労働許可などの番号と照合できるような写真付き外国人登録証でもカードサイズで発行してもらったほうが、携帯する上ではよっぽど便利に思えます。それなら指紋でもなんでも喜んで押捺するよという気もしますが、そんな軽口は不謹慎でしょうか。

 などと思っていたら、どうやら罰金の引き下げや届け出を義務づける期間の延長など、部分的に規則を見直す動きがあるようです。

〈了)

 

 

 


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