バレンタインデー
   

昨日、2月14日、朝、オフィスで女性のアシスタントマネージャーが私に小さな丸いチョコレートを一つくれました。なんかの余り物かと気にも止めずにもらいました。「これ何?」と聞いたら笑いながら行ってしまいました。そのあと同様にほかの二人のスタッフが連続してチョコをくれたので、ははあ日本式バレンタインデイだったのかと気が付きました。こんなことは確か初めてです。誰が教えたんでしょうか。何年も前に私が教えたような気もしないでもないですがどうして急に思い立ったんでしょうか。

日本でも、「山形の芋煮」とか「鎌倉の花火」とか「仙台の七夕」とか毎年必ずテレビのニュースになる風物詞がありますが、バンコクではバレンタインデーにバーンラック(愛の村)の区役所で婚姻届けをだすのがやはり毎年恒例のニュースになっています。日本語Free copy 紙「the Voice Mail No.74」によれば昨年はこういうカップルが1,038組もいたそうです。今年は土曜日で役所の休日ですが、区役所の係員が特別に受け付けてくれるそうです。粋なはからいです。

もともとキリスト教圏では好きな人にカードとかを贈る日だったように私も記憶しています。タイではバンレンタインデーは15年前からはやり始めたのだそうです。こちらでは男性が女性に花を贈る日だということです。同じ「the Voice Mail No.74」紙によれば、赤いバラの花が愛のシンボルで花屋さんは大繁盛とか。王宮の近くの花市場なども盛況なのでしょう。(ここへ行くと安いです。車で通りを抜けながらドライブスルーで花が買えます。)水曜日に連れ合いと一緒に買い物に行っていた娘が、かえってくるなり「おかあさんがおとうさんにって買ってきたよ」とピンク(註1)のバラの花束を見せにきたのも???でマイ・ルー・ルアンだったのですが、今食卓の上の鉢に活けられているその花のわけがようやくわかりました。

タイでは男性からも女性からも愛情を表現できるので、昨晩はあちこちのナイトクラブなどでは駐在員の多くがなじみのホステスさんなどに(おねだりされていた)プレゼントを渡していたことでしょう。ソンクランやクリスマスなどと同じようにお店がサービスとか言っていても、結局お客さんは結構お金がかかってしまう仕組みになっていてバーチャル恋愛もお金のかかることではあります。駐在員の皆さんも、こういうイベントの日やマネージャやホステスの誕生日にはけっして飲み屋さんには近づかないように学習するのにそう長くはかかりません。・・・よね。

さて、風邪で食欲もなかった私ですが、このオフィスでもらった三粒のチョコレートはエネルギー補給に助かるとばかりにすぐ食べてしまいました。(ほんとうオフィスは禁煙禁食なのですが)日本では、もともと女性が好きな人にチョコレートをあげるという風習?が、オフィスではフレンドリーでライトなお中元みたいになったこの習慣(註3)ですが、私の勤務先に限っった話としてもタイのオフィスでも広まるでしょうか? チョコレートをくれた彼女たちは結構面白がってるようでしたが・・・日本の文化侵略ですって? そんなあなた・・・

    

  


[註1]
ピンクは女の子のご多分にもれず娘の好きな色ですが、もしかすると赤が薄れているって言う連れ合いのメッセージかもしれません。何日もたってからその花の理由がわかるような亭主ではいたしかたないかもしれません。

[註2]
私の知る限り例のホワイトデーというやつは(まだ?)ありません。

[註3]
日本でもお中元やお歳暮は完全に廃止してバレンタインデーとホワイトデーをプロモートするのは良い考えかもしれません。

 


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